こちら庄内平野ど真ん中の人間。庄内の自然豊かで芳醇な文化、人々の暮らしを気ままにつづっています。
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智恵子の愛した安達太良の青い空

ふるさと阿武隈川


智恵子は東京に空がないと言ふ、
ほんとの空が見たいと言ふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。

<高村光太郎 『智恵子抄』>

 この詩は昭和3年に発表されている。智恵子は東京に馴染むことが出来ず、たびたび実家に帰っていた。智恵子は、福島県の大きな造り酒屋の長女として生まれ「お嬢様」として育てられ東京の大学へ進学し、卒業後は画家として創作活動を行うが落胆の日々であった。
 夫の高村光太郎によれば、智恵子は素描にはすばらしい力を発揮したが、油絵の具を十克服出来なかったのだという。

「東京に空がない」という智恵子の「あどけない話」として、この頃は光太郎は受け止めていたのだろうか。

【2006/07/31 21:05】 | 東北
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